久しぶりに「朝井リョウ」さんの本を読みました。
- 何様
- 時をかけるゆとり(訳あって途中まで)
とちょっとずつ朝井さんの本を読んでいます。
それでは本の感想を(ネタバレあるので注意)
最後まで読んでまず思ったのは、え?桐島ってやつ出てこないじゃん笑
この本は、桐島くんが部活をやめるのを話の軸?起点?として、周囲の人物の日常を描くオムニバスストーリーです。繊細で生々しく高校生の日常を時には残酷なほどリアルに描写しています。オムニバスストーリーは並行した時間軸で進行します。登場人物の間の緻密に設計されたかのような関係性(違和感がなく感じる)がこの小説の見所の一つです。
これだけでほとんど「桐島、部活やめるってよ」の説明にはなっていると思います。
大学生1年生の高校を卒業してたの「朝井リョウ」さんがほんの1年まで高校生だった自分をここまで俯瞰的にそして写実的に描ける観察力と表現力と構成力にただ圧倒されました。
皆さんもぜひ気になったら小説を読んでみてください!
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 文庫
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